2007年03月02日
おチビ誕生!!
助産師さんの指示により看護士さんに呼ばれ、
思っていたよりも早く登場した先生。
信頼している先生の登場に、これであたしも安心して・・、
と本来ならなるはずだったんですが、先生の表情を見て、
あたしの中にあった不安はさらに強まりました。
いつもにこやかな先生が、とても硬い表情をしている。
そのことは、おチビに差し迫っている危機を現していました。
「いきんで!」の声にあわせ必死にいきみ、おチビに届くよう
酸素を思い切り吸う。という作業を必死にしている間に
先生は「切りますから」という一言の後、会陰切開を決行。
だけどあたしの感覚では“切るにしてはスパッとすぎるな”
“もしかして破けたんじゃないか??”と思うほど、一気に
いった感じがしました。(怖くて事実は確認していません)
で、チク、という痛みがあったような気がするので多分
麻酔を打ってからの切開(破け?)だったようです。
それにしても出産前は、「会陰切開って痛そう」だとか、
「麻酔して欲しいけどそうなると傷の治りが・・」だとか
「破けたら物凄く痛そうだーっ」だとか言ってましたけど、
実際その段になってしまえば、そんなのはどーでもよろし!
とにかく無事に、おチビが生まれてきてさえくれれば、
あたしの体のどこが破けようが、そんなことは問題じゃない。
はっきり言って、自分が死んだってかまわない、とまで思いました。
「一人で育てるのは大変だろうけど、夫よがんばってくれ」
「おチビを大切にしてくれるなら再婚したってぜんぜんいい」
とか、そんな気持ちになるのだから、人間って、母って、すごいです。
必死にいきみ&おチビのための呼吸をしながら、あたしが
そんなことを考えている間、先生&看護士さんたちは着々と
おチビを無事にあたしの中から出す準備を整えていました。
そしていよいよ誕生の瞬間。
「はい、いきんでぇーっ」
という声と共に、まずあたしは足の間を見るように頭を持ち上げ
お腹に力を入れ、足をグンッと突っ張っていきみ、先生は吸引。
同時に体格の良い看護師さんが、あたしのお腹を押しました。
(夫は、あたしが死ぬんじゃないかと思ったらしい)
そんな共同作業の、2回目くらいだったでしょうか・・。
足の間で、グルッとおチビが回る感覚があり、次に、
恐らくへその緒が出たドゥルンッという感触と、
生ぬるいものが太腿に触れた感触。
(この時「あ、蹴られた」と思いましたが、
多分へその緒が太腿にあたったんだと思います)
先生の手により、高く持ち上げられたおチビ。
白っぽい膜のようなものを斑に纏い、お腹からは白くて太いへその緒。
両方の手の平は体の前で握っていて、目はギュッと閉じられていて、
顔はくしゃくしゃにして、「おぎゃぁおぎゃぁ」と元気な産声。
最初の陣痛から約21時間後、日付が変わってすぐの誕生でした。
他のことは、ほとんど記憶が曖昧なのに、この瞬間の映像は
今も鮮明にあたしの脳と心に焼き付けられています。
多分、一生忘れられない記憶で、一生忘れたくない記憶です。
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